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せかいいちのほっとけーき

「やっぱ紫龍が作ったホットケーキは世界一だな」

ほかほかの湯気が立つ、きっちりまんまるいお月様のようで、
その色ときたら、こんがりキツネ色、

(どうでもいいけど、なんでキツネなんだろうな。食わないのに)で、
バターと蜂蜜をたっぷりと載せて、
白いお皿に出されたそれに、
フォークとナイフを入れるより先に云ったのに、

「そんなことないぞ」と、返事をして紫龍は顔を赤らめた。

ソレが何を意味するのか?

ちきしょー、こんな時には、氷河と同じくらいに
鈍感(だって、今だって笑顔でぱくついているからな)
になりたいよ。

それはもちろん、紫龍が世界一のホットケーキを食べているとかじゃなく、
あの男は、卵を割って、あわ立てて、粉をきっちり図って、
それからレンジの前で馬鹿面下げて、
ホットケーキの黄色が黄金色に変わるのを待っているのを、
その背中を紫龍はうっとりと眺めているということなのだろう。


さっきまでのわくわくした気分が急にしぼんでしまったが、
ホットケーキは何の罪も無いので、そのままペロリと平らげて、

「おかわり」
紫龍はちょっと驚いた顔をしたが、(なにせ10秒で完食)
すぐに、台所に向かってくれた。

まあ、それ位はいいかなあっということで。


―――――――――――――――――――――

ホットケーキ、すきすき。
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2008-03-20 : 山羊龍-SS : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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