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きみといつまでも

 初めてのデートの後、お前と夜明けコーヒーを飲みたいと囁いたら、にっこりと。
「いいですよ」返事だけは良かったのに続いた台詞が、
「では、おやすみなさい。シュラ。又、明日」
「えっ?明日って」
「夜明けのコーヒーを楽しみにしております」と、頭を下げる子供の姿が可愛らしくて、いたいけでシュラは苦笑する。つぼみをわざわざ散らすこともない。・・・まだ。だから、
「おやすみ、紫龍」と、額へのおやすみのキス。
「えっ、シュラ?」と、ただ困惑に目を丸くするしかなかったのに………、

「どうしたんですか?にやにやして」
 ガウンの代わりに男のシャツを羽織った紫龍がマグカップを持って近付いて来る。
「いや、ちょっと昔を思い出してな」
「昔って、可愛い彼女とか?」
 マグの一つを手渡すと、次は中身を溢さないように器用に男の隣に滑り込む。

「折角、コーヒーを入れて上げたのに」
「そうゆうお前は、カフェオレか?」
「外れ。ジンジャーミルクティーです」
「いばって云うモノでもないだろう」
「普通のミルクティーよカラダにいいんです」と、ぷうとそっぽを向く。
 その仕草は出会った時より子供ぽいのに、男にさも当然としだれかかりながら、
ふうふうとマグに息を吹きかけていた。

喉が鳴ったのはコーヒーのせいだけではない。

「………誘っているのか?」
「何がですか?」
「判っているクセに」と、シュラはマグを取り上げると、サイドテーブルに置いた。
「まだ、飲んでいるのだが」と、恋人の不平も笑いながらでは効果は無く、
紫龍は目を閉じて、次を、続きを待っている。

―――――あの時の子供は居ないけど、もう二度と会えなくても、愛しさだけが募っていく柔らかい肢体をシュラは、ぎゅっと抱きしめた。


――――――――――――――――――――――――――
11/1は紅茶の日ということでって、・・・・もう過ぎてるやん。
そして、偉大な作詞家のご冥福を祈って。
ちなみにタイトルも、お借りしました。

夜明けのエピソードは、彼女が愛してやまない女優さんの実話だそうです。

いい話なのにね。山羊龍に変換するから、もう、全然いくないですよー。
FANの方、いらしたら、申し訳ないです<(_ _)>
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2013-11-03 : 山羊龍-SS : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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