スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :

マドンナR-ロゼ

「奴、お前と俺がやっちゃたら、どうするんだろうね」と、酒の勢いに任せて小僧に云ってやった。

再会の頃は敵意というか、うさんくさい?ぶっちゃけるなら、ゴミ集積場の前を通る善良な市民様よろしく、見ないフリを決め込んでいたようだが、最近は恋人のダチ認定されたらしく、いつの間にか奴が居なくても差し向かいで飯を食うまで親密度が上がっていた。
 が、このまま仲良くってのも、何だかやっぱり面白くないので、ここらで地雷とまではいかなくとも、足下で爆竹をならすのも悪くないと思った。さあ、どうするのか?憮然と立ち上がるのか、水でもかけられるのか。

 小僧はボンゴレビアンコで汚れた口元を拭うと、気付けのつもりか乾杯用のスパークリングワインを一気に飲み干す。
「今、何て云った?」と、冷たい氷の視線。だが、びびる俺では無かった。
「だから、慣れてきただろう。そろそろ他の男の味、試したいんじゃないのか?」
「昼間から」給仕がわざわざ飛んで来て、注いだ二杯目のロゼワイン、マドンナR。甘すぎず、酸味は強くなく、色も美しいピンクの、赤と白のいいとこどりを今度は香りを楽しみながら、一口含む。

 何だ、その反応。
「えっ?昼間じゃなきゃいいのか?」
「莫迦。そうじゃない。ありえない。お前が俺に手を出したら、それはお前が俺のコトを好きか、シュラのことを愛しているってことになるが」
「は?何でそうなるんだ?」
「お前の意見は聞いてない。客観的に見てということだ。それで、どっちが良い?」
「どっちもイイワケねえだろう、ばーか!」

 だろうと、三杯目も一気に煽って、涼しげな顔で離席する。
ちっ。面白くねえ。昔はもうちょっと可愛げがあったのに、すっかり山羊イロに毒されやがって。だが、同じテーブルに座っていたアフロディーテの感想はまるで逆だった。

「まだ、まだロマネ・コンティというわけにはいかないな。可愛い」
「けっ、どこが」
「気が付かなかったのか?君が意地悪を云うから、飲み過ぎたんだよ、あの子」
「何だよ、偉そうなコト云って、まだガキなんじゃねえか」
「大人げなく、そのコドモと争ったのは誰なんだい?それとも………」続く台詞は聞きたくねえ。

「クソ行ってくるわ」と、話を終わらせるつもりが、トイレの前で青い顔をした子供を前にして、チクリと胸が痛んだ。

それが何を意味するか、考えない代わりに、頭を叩いてやったら、ダメ押しだったらしい。
吐瀉物がおろしたてのグッチにぶちまけられたが、文句は云わないで居た。

――――――――――――――――――――――――――
ごめんなさい。タイトルが決まらなくて、無理矢理に昨日呑んだ、ロゼを絡めてみたが、案外いい感じに落ち着いたなっと。
自画自賛してみる。<(`^´)>
ポイントは、おろしたてのグッチで小僧とのメシに行く蟹です。
斑目さん@げん○けん、はコクって玉砕しましたが、うちの蟹さんはもう少し、もだもだして貰おうかなと思ってます。
ごめんね。後、お酒でSSはもうちょっと、続けようかなと。
スポンサーサイト
2014-06-08 : 山羊+Another-SS : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

最新コメント

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。