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ロクでもない大人達-1

台所に茶を取りに行ったきり戻ってこない小僧をなぜか向かいに行くハメになったのはこの宮の主人のアフロディーテに云われたからではない。
道に迷ったか、最悪倒れているのかと心配になったが本人は居たって普通に台所の一点を見つめていた。

「って、何をしているんお前は。――――ああ」
 近くで見ればなんてことはない。ボールに入ったアサリの砂出しの様をじっと見ている。
「何でそんなのが面白いんだ。やっぱ、子供だなあ、お前」
「子供だから、仕方がないだろう」と、当たり前のツマラナイ返事をし、視線はボールに向いたままだ。腐れ縁のツレアイで神聖衣持ちじゃなかったら殴っている所だ。あげく、
「これって飼うのか?」
「な、ワケねえだろう。砂出しだっつうの。このまま食ったら、じゃりじゃりするから、塩水で砂吐き出させてるの。お前、本当にモノ知らないなあ」
「お前こそ以外に何でも知ってるな」
「何だよ、少しは見直したか?」

「いや、見直す程では無いが」と、相変わらずナマイキな口をきく小僧に、じゃあ、これは知っているかと耳打ちをする。
「貝って、オンナのごにょごにょの隠語なんだよ~ん」
 その言葉に小僧の顔が真っ赤になって、ついでに大きく平手打ち。
「本当にお前はロクなコトを教えないな」
「あいつ程じゃねえがな」
 その途端、顔面に台ふきと罵声が飛んでくる。
「うるさい莫迦、冥界に帰れ」
「えー、何でだよ~、俺はあいつって云ったんです。お前の大事なエロ山羊だなんて一言も云ってません」
 だが、聞こえないフリをして足早に立ち去ろうとする小僧を呼び戻す魔法の言葉。
「って、おい。おめー、お茶のお代わりは?」
代わりに準備してやったセットを渡すと罰悪そうに小僧が呟く。

「すまないな」
「どういたしまして」
 イヤミたらしく深々と頭を下げてやると、毒気を抜かれたのか小さな声。
「いいんだ」
「えっ?」
「シュラはいいんだ」とだけ告げると。今度こそ本当に足音が消えていく。
残された男はやっぱりあの男はロクでもねえと、一人ごちてみる。

――――――――――――――――――――――――――
お友達が浅蜊を見ていたのでネタにしてみました。
私のssはこんなんばっかです。

次は山羊から視点で2が書けますように。なむなむ。
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2011-05-29 : 山羊龍-SS : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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