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ポッキーの日

「11月11日はポッキーゲームの日だそうだ」と、氷河がどや顔で出した菓子はポッキーでは無かった。
が、紫龍は何も云わなかった。どのみち瑣末な違いである。この先の展開は決まりきっている。
「そこでポッキーゲームをやろうと思うのだが」
「すまない、氷河。今日は11月12日なのだが、ああ、日めくりカレンダー、千切るの忘れていたみたいだな」
 紫龍はこのまま氷河が走り去るのではないかと思ったが、そんなことにはならなかった。氷河はくじけなかった。
いつまでもヘタレの汚名を着たままの男では無かった。
少しずつであるが成長しているのである。そんな氷河に紫龍は一瞬、見惚れる。
「とはいえ」氷河は厳かに続けた。
「ポッキーの日でなくとも、ポッキーゲームをやってはいけないということはないだろう。いくぞ、紫龍!ジャンケンポン」

ぽんと取り合えず、パーを出した紫龍が勝ったので、ポッキーを一本、氷河から貰った。
甘いはずのそれがほんの少し苦く感じたのは、気のせいということにした。
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2014-11-12 : 氷河-SS : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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